高森先生のインタビュー記事が
nippon.comに掲載されている。
日本本来の皇位継承は男系も女系も容認の「双系」:動き出した女性天皇論議
筆者は、いつも良質な記事を書いてくれる斉藤勝久氏。
男系男子の継承が本当にわが国の伝統なのか。
どうして日本が男系化した社会になっていったのか。
明治の皇室典範でなぜ男系男子限定となったのか。
女性天皇は本当に中継ぎだったのか。
フツーに読めば、スッと入ってくる説得力ある内容。
男系固執を「女性蔑視」だと喝破した園部逸夫元最高裁判事の
言葉を引きつつ、高森先生はこうまとめている。
「伝統とはかけ離れた女性蔑視こそが、
皇室の危機の根源にあることを直視すべきだ」
男系男子を支持する女性たちにこそ、
これを読んでほしい。
理解できる脳みそがあってほしい。
さて、こちらはYahoo!にも転載されていて、
コメントをいくつか読んでみた。
日章旗をアイコンにしている人がいたので、
すわ自称保守か!男系派か!!!
と思ったら・・・・・・
「時代にあわせて皇室典範を改正すればいいだけのことなのだが」
「男性固執派は自分のイメージする国家像や権威的なイメージが
崩されるのがイヤなだけだろう、彼らの主張には何の正当性もない」
ぬうう、正論。
とっさに警戒してしまった自分を反省。
おや、なかなか興味深い意見もあります。
皇位につくための資格は、あくまでも
「父系を遡って天皇にたどり着くこと」です。
(中略)継承資格は父系遡上原則に基づきます。
父系俎上原則!?
資格!?!?
皇室典範という法律で男系男子と定められていて、
それが安定的な皇位継承を難しくしていて、
ゆえにそれを見直そうという話なのだけど、
男系男子だから男系男子なんだい!
と言っているだけ。
父系俎上原則という
わけのわからん言葉を使って。
そんな原則、ないわ!
珍説大賞に入れてほしいです。
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